ssです。
MF文庫J1月新刊は間もなく発売日ですよー。
その中でssおすすめのタイトルが、
あさのハジメ先生と、ゲーム『BALDER SKY』などでご活躍の
菊池政治先生のコンビによる、
MF文庫Jライトノベル新人賞〈最優秀賞〉受賞作の第2巻
『まよチキ!2』。
詳細は上記リンク先の文庫Jサイトをご覧いただければと思いますが、美少女執事・近衛スバルとその主の涼月奏が、主人公の近次郎の家にやってきてドタバタを繰り広げるという内容になっております!
1巻に引き続き、テンポの良い会話と素晴らしいイラストが魅力の本作。
今日はその魅力を改めてお伝えするため、
1巻のときにもやってみたアイコン立ち読みなどやってみようかと。
あ、1巻をまだ未読のかたは、
こちらの紹介記事などもご覧くださいね!
ではでは、近次郎が休日を満喫する気まんまんでいたところに、『ゴッドファーザー』の着メロ(奏専用の着信音)が鳴り響いたシーンですー。
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重い足取りで部屋に戻って、爆発物でも解体する面持ちでケータイの画面を確認。画面にはしっかりと『デビル涼月』の文字が浮かんでいやがった。

「……よし」
スーハーとまるでインドヨガばりに深く大きく深呼吸。
最低限の冷静さは保っておこう。
何を言われても揺るがない。きっと今この電波の向こうにいる女と話すときに必要なのはそんな鋼の意志だろう。
オオカミとコブタの話じゃないが、決して外敵が入り込めない強固な家を建ててやる。
来るなら来やがれ。
強気な志を秘めながら、俺は覚悟を決めてピッとケータイの通話ボタンを押して――。

『ねぇジローくん。どうして私の着メロがゴッドファーザーのテーマなのかしら』

「どうしてわかったんですか!?」
思わず丁寧語でツッコミを入れていた。
……ダメじゃん、俺。
何が強固な家を建ててやるだよ。
たった一息で吹き飛ばされちゃったじゃん……。

『まったく、やるんならせめてダースベイダーのテーマが良かったわ。そっちの方が私のイメージに合ってるのに』

「あっ、やっぱり? 実は俺もその二つのどっちにするかギリギリまで迷って……って、そうじゃねえ! なんでおまえが俺の着信設定を知ってるんだよ!」
誰にも言ってなかったのに。ひょっとしてこの女はエスパーか。だとしたらスプーンを曲げたり、ボストンバッグに入ったりできるのかもしれん。

『そんな便利な能力は持ってないわよ』
さらっと俺の思考を言い当ててから、涼月は得意げに続けた。

『あなたの家に仕掛けた監視カメラと盗聴マイクを使えば、着メロをチェックするなんて容易いことだもの』

「明らかにそっちの方が問題だよね!?」

『苦労したのよ。なにせ設置したカメラの数はお風呂場のも含めて一二〇台』

「嘘つけ!」

『ジローくんって、いっつも腋の下から洗うのね』

「マジで仕掛けられてる!?」

『それと成人向け雑誌の隠し場所も変えた方がいいわ。学習机の二番目の引き出しの二重底の下でしょう』

「やめて! これ以上人の個人情報を公開しないで!」

『ごめんなさい。実はこの映像、ニコ×コ動画で生放送されてるの』

「てめえええええええええっ!」

『でも大丈夫。ちゃんと規制はかけてるから』

「……規制?」

『R-70。70歳未満の方はご覧になることができません』

「難易度高ぇええっ!」

『人生の酸いも甘いも経験した人間しか見ることができない。あなたの日常はそういうものでしょう』

「どんだけハードル高い日常生活を送ってんだよ俺は……」
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続きは文庫でお楽しみください!
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